世代交代の波

「新番組の放送開始に伴って、クロニクルが終了する」

コロナウイルスの感染流行による自粛ムードが全国で漂うなか、そんなニュースが飛び込んできた。Twitterのタイムライン上には、喜ぶ声がたくさん見受けられた。

しかし私は、どうしてもある一つの考えが頭に浮かんでしまって、素直に喜べなかった。

"あぁ、これで確実に世代交代が完成される"

 

 私はこの春大学を卒業する学年である。小学生時代に"修二と彰"や"KAT-TUN"が流行り、高学年になると「花より男子」のヒットから"嵐"がみんなの話題の中心だった。

嵐は自分たちの同期として"関ジャ二"の名前をよく話題に出す。ジャニーズJr.黄金期として名を馳せた90年代後半を共に過ごした仲間であり、ライバル。そして彼らの先輩としてSMAP・V6・TOKIOKinki Kidsという絶対的存在がいた。カウントダウンや年末の音楽番組をいつも楽しみにしていた。

 

 違和感を感じ始めたのは2015年ごろ。嵐の出演番組に変化が見られたり、彼らが開催するイベントや後輩グループが登場するようになった。

 

 日本テレビでの冠番組嵐にしやがれ」が、シークレットゲストと共に即興で番組を作るという当初のスタイルから、スタジオでゲストを招いたクイズ企画やそれぞれのロケVTRを見るという方向に大きく変化した。

嵐のファンが挙げる彼らの魅力は、その仲の良さである。ゲストそっちのけに固まってしまう5人の雰囲気がとても楽しそうだ、というのが一番好きなポイントだろう。この点をうまくついていたのが、初期の「嵐にしやがれ」だった。それが大きく変わった。ゲストを招き、つかみのトークからクイズ企画をし、後半はVTRかひとりでのコーナー。うまくはまれば面白いのだが、なかなか難しい。

 

 

 そして、嵐が毎年6月に行っていた「ワクワク学校」というイベントに、2015年から後輩グループが助手という形で登場するようになった。

そもそもこのイベントの始まりは、2011年の東日本大震災の後、当時ドームでコンサートを行う予定だったものを、電力供給状況を考慮しチャリティーイベントとしたことである。その後に開催された公演からはチャリティーという名前は外れているものの、国内で相次ぐ自然災害のため、支援公演や義援金の寄付などを続けていた。

ここまで書けば分かるように、このイベントはこれまで行われてきた"コンサート"とは少し趣旨が違う。コンサートはエンターテインメントに分類され、あくまでもファンに楽しんでもらうためにメンバー・スタッフやお金と時間を費やして最高のモノを届けようと努力している。一方でこの「ワクワク学校」は、勿論ジャニーズの人たちが行っているものだからエンターテインメントに分類されるのかもしれないが、"エンタメを通した学び"という点にも重きが置かれているように思う。"生きるとは?食べるとは?友達ってどんな存在?"当たり前だけど考えてこなかった、そんなテーマを考えてみようという目的が「ワクワク学校」にはあった。

事務所の方針なのか、嵐メンバーからの提案だったのかは分からないが、私はとても抵抗感を覚えた。○○くんに会いたいからと申し込む後輩グループのファンの姿に、普段のコンサートチケットすらろくに当たらない嵐ファンはどう思うだろう。チャリティーという形をとっていたこのイベントのことを、本当に分かってくれているのだろうか。コンサートに行くようにうちわやペンライトを持ち込みファンサービスを期待していないだろうか。心のうちに何かモヤっとしたものを抱えるようになり、段々嵐に対して期待しないようになってしまった。

 

 

 

 関ジャ二∞に話を戻そう。彼らもデビュー15周年を控えた2018年の下半期頃から、後輩のプロデュースに力を注ぐようになっていた。よく関西ジュニアのライブや舞台がワイドショーで取り上げられる度に、関ジャニ∞の大倉くんが~横山くんが~という声を耳にするようになった。私は関ジャニの熱狂的なファンではないのであまりよく知らないのだが、恐らくこれまでもどこかで関わることはあったのだろう。しかし今までよりも本当によく名前を聞くようになった。

 

 台風で延期となった2018年のツアー、GR8EST京セラドーム公演に関西ジュニアが登場。2019年冬、USJのアンバサダーに関ジャニ∞と共になにわ男子が就任。年末の紅白歌合戦には、関ジャニ∞の歌披露中にピカチュウ、なにわ男子が登場。そして冒頭にて触れたクロニクルのニュースの2日後には、関ジャニ∞が長年キャラクターを務めてきたハイチュウのCMに、なにわ男子が起用されることが明らかになった。

 

 相次ぐ後輩の登用、とても状況が似ている。後輩の育成に携わりたいと思うのは、先を生きている人間として自然の流れだ。しかしながらそれに時間をかけるあまり、彼らに比べれば残り少ない(語弊があるかもしれないがあえてこのように書く)自分たちの魅力を、無意識のうちに使い果たしてしまわないだろうか。

この気持ちに名前をつけるならば、今私が抱えるこの気持ちは"嫉妬"だろう。若いグループに対する嫉妬。これからいくらでも機会があって成長し続けることが出来る伸びしろがとても羨ましい。

 

 

 私が好きだった人たちは、皆30代、40代になった。超高齢化社会の影響はジャニーズにも及び、今やこの年代でもアイドルとして活動することは当たり前になっている。その結果、個々の才能を生かした演技や音楽活動に邁進するようになり、メンバーが揃う番組やコンサートツアーを回ること、つまりジャニーズのファンが一番好きな"メンバーだけで何かをする"ということが少なくなっていく。

また、将来の自分の人生を見据え、グループ活動について考えるメンバーも出るようになった。まだまだこれからと考えるか、もうここまで来たかと考えるかは個人の自由である。だが今まで見てきた景色が変わってしまうのはとても寂しい。

 

 さらにもう一つ、ジャニーズには大きな別れがあった。ジャニーさんが亡くなった。会ったことはないのに、メンバーたちを通してとても身近に感じていた存在。いつまでも生きていてくれるように思っていた存在。一つの時代の終わりを見たような気分になった。

 

 

 

 私はこの春から新社会人になる。人生の7割の時間を過ごした学生生活に別れを告げ、新たな始まりを迎える。自分は、どちらかと言われれば世代交代により新しく参入するサイドに近しい人間である。しかしどうしても、今まで見てきた彼らの肩を持ってしまいそうになる。やはりさびしい。

 

 

 

制作開放席のすすめ

SixTONESのアリーナツアー『TrackONE -IMPACT- 』

1月6日 14時公演に“制作開放席”枠で参加してきました!

今後の参考に、備忘録として記しておきたいと思います。

 

 

1.時系列

 

2019年12月4日 当落発表、第三希望まで全て落選。

 

2019年12月27日 制作開放席のメールが来る

  • 落選した名義の中から再抽選して送られている
  • 横浜アリーナ開催の全公演が対象
  • エントリー式による抽選販売、1人1回、1公演2枚まで
  • クレジットカードによる一括払い (当選した場合に即決処理するため)

当方関東住みで、すべて横アリ希望で申し込みをしていたため、横アリのメールが来たのだと思います。

 

2019年12月27日 16時 申し込み締切り

 

2020年1月3日 18:05 抽選結果発表のメール受信

  • メールタイトルに当選の文字
  • 本文には、当選公演会場・日時 / 当選チケット枚数 / 支払い合計金額

 

QRコードの上にある“特定チケット”の表記は、チケット法改正によって記載されるようになったそうです。そして下には、

f:id:om4an3s:20200125144056j:plain“指定”と書かれているところは、その公演で用意された席が

  • 指定席 (いわゆる普通の列や座席番号が割り振られた席)
  • 立見席 (文字通り、パフォーマンス中やMCでもひたすら立って見る席)

の、どちらになっているかが分かります。

 

2020年1月6日 コンサート当日

発券した結果は、2階南スタンドの3列目81番。

ステージを正面に見て右側で、スクリーンのど正面ならぬ、ど真横

81番は列のいちばん右端で、さらに右隣のブロックから向こうは潰されていました。

 

 

2.感想

アリーナ会場でのコンサートにはスタトロがありますが、私が座っていた席のサイドにはトロッコが通る道がなかったんです。

そう思った次の瞬間、メンバーたちが座席の後ろの通路を歩いてきて、隣の潰されたブロックをおり、その先に設置された階段からメインステージへと戻っていきました。

がっつり一人一人の顔が肉眼で見えるくらいの距離でした。ファンサもらえます。

制作開放席、恐るべし。